タグ:展示, 文庫, き, 銀河鉄道999 PART3続TV版 大百科, 勁文社, ケイブンシャの大百科, 1980(昭和55)年
収録 | ・カラーハイライトシーン ・31~50話 停車駅のすべて 登場キャラクター 生活様式 ゲストキャラクター声優紹介 ・31~50話 誌上VTR ・銀河鉄道999雑学大百科 ・レギュラー声優直撃インタビュー ・スタッフ紹介 ・アフレコ風景紹介 ・銀河鉄道999Q&A ・宇宙ミニ知識 ・ファンレター紹介 |
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奥付 | 株式会社 勁文社 発行 1980(昭和55)年01月10日 初版 |
定価 | 650円 |
備考 |
先日メインサイトとGitHubで公開した革命的プラグインだが、こうして本サイトにページを追加する際に便利だし、ページの編集が楽な上に、今まで感じていたストレスがなくなったので、我ながら本当に素晴らしいと思う。
とっととプラグインの導入記事を書かないとな!とは思いつつ、原稿を書くのは割と大変だったりする。
さて、ケイブンシャの『銀河鉄道999 PART3続TV版 大百科』だが、久しぶりに読んでみて思うのは、「1980年代のアニメって贅沢だよな」に尽きる。
オープニングの主題歌やエンディング曲の作りが贅沢で、声優陣も豪華だし、関連書籍やグッズも、ありとあらゆる形で展開された。
それだけ当時の日本人には購買力があった、とも言えるだろう。
最近のアニメ事情は知らないが、近年はド深夜にアニメが放送されているようで、昔のようにゴールデンタイムに堂々とアニメが放送されることはない。
それに深夜アニメの放送クールも短く、人気が出ればDVDやBlu-rayとして販売され、放送も継続される感じのようだ。
原作マンガが人気で、アニメ化するにもスポンサーが集まらないのか、それほど金額が出せないのか、深夜帯にアニメを放映しているのは、いかにも現代のしょぼくれた日本の経済事情を反映している。
そんな中でも昨今では「鬼滅の刃」が大人気のようで、その主題歌がテレビでも取り上げられているようだし、ツイッタランドでは「鬼滅キッズ」が登場したり、ツイキャスでも「鬼滅ファン」が布教していたりする。
個人的には全然知らない作品だし、一度も観たことがない上に興味もないが(笑)、どうせ一時的なブームで終わるだろうと思っている。
ツイ民が騒ぐのはせいぜいその程度だし、ここ10年ほどTwitterをやっている経験からもそう言える。
ともあれ、平成のバブル崩壊以降、現在に至るも、ともかく日本のあらゆるモノがチープ化してしまったように思う。
マスコミによるK-POPや韓国グルメ、そして安いだけの韓国コスメ等をゴリ押しする「韓流推し」にはウンザリさせられるが、K-POPを含め韓国のモノは例外なく共通してチープだ。
先進国では日本だけ30年も経済成長をしておらず、手取りは変わらないのに税金だけ右肩上がりの経済下では、何にでもカネを出し渋るからしょうがないが、それが「普通」だと受け入れてしまっている現実も怖い。
とにかく若い人たちは、昔の贅沢な時代を知らないのだから、仕方がないと言えばそれまでだが、本当にそれでいいのだろうか?
1980年代は、ともかく日本は経済的にも文化的にも豊かだった。その中で「銀河鉄道999」の大ブームがあったことを忘れてはならないだろう。
その証拠に、1990年代の大学受験の小論文対策(いわゆる「樋口式」)では、「日本の豊かさについて」という例題で解説しているし、そういった出題も実際にあったようだ(樋口裕一『偏差値ぐんぐん 基礎強化 入試小論文』学習研究社・1996(平成08)年)。
何にしろ、現在を批判して過去を懐かしむだけでは無意味なので、地道に良いサービスや製品を開発・提供し、適正な利潤を追求し続けなければならない。それ以外に経済を成長させることは不可能だろう。
それらは皆、敗戦後の日本を世界第二位の経済大国にまでした、戦前・戦中の名経営者の教えなのだ。
特に松下幸之助に学ぶことは多い。学ばない人は多いが。