サイト開設に寄せて


タグ管理人的親不知讃歌, 2020(令和02)年, サイト開設


 
管理人的親不知讃歌

2020/01/26

サイト開設に寄せて  

松本零士」と聞いて、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』等のマンガやアニメが即座に思い浮かぶのは、私と同世代以上か、若くても30代後半ぐらいなのではないだろうか。
今ではTwitterにマンガを描いてプロデビューしてしまうようなご時世なので、アマチュアの同人作家から世界的に知られるマンガ家まで千差万別、一体どの程度の数のマンガ家がいるのやら、まったく見当もつかない。
それだけ多種多様なマンガやアニメが日夜制作され、ネットで読めたり視聴出来たりする。もはや、アニメはテレビだけの世界ではなく、マンガも本や雑誌に掲載されるだけの時代ではなくなった。
また、マンガやアニメは年齢や性別を選ばず、非常に広範囲に親しまれている。それも日本国内だけに留まらず、世界中に「クールジャパン」の日本文化のひとつとして認知され、世界的に支持されつつある。いやはや、時代は変わったものだ。

私が子供の頃に熱狂し、愛読した松本零士先生は、そんなマンガの黎明期から第一線で活躍した偉大なマンガ家である。
私は元々が面倒くさがり屋で出不精という、引きこもりとして天賦の才を持っているので(?)小学生の頃から読書やパソコンといったインドアな趣味に没頭しており、今でも蔵書とパソコンに囲まれて生活している。持っている本やパソコンも古くなったが、私自身も古い人間になっているので、これはどうにも仕方がない。

ただ、このまま埋もれさせてしまっていいのだろうか?

ヲタクとして悲しいと思うのは、今まで収集した本やパソコンその他が、私という存在がこの世から消えたら、ゴミと化してしまうことだ。私にとって価値のあるモノでも、他人からしたら無価値なゴミでしかない。
このサイトも当然ながら永遠に運営は出来ないし、有限のものでしかないが、ネットで「同好の士と価値を共有したい」と思っていた。数えたことはないが、松本零士先生の著作だけでもかなりあり、関連グッズも(シルクスクリーンは保管場所がなく、思い切って10数点を処分したが)持っている方だと思う。
これらを順次整理し、本サイトに「展示」して行く予定だ。本職がシステムエンジニアで学芸員の資格や知識は持っていないが、そこは「私設博物館」ということでお許し願いたい。

最後に、本サイトの構想自体は10数年前から持っていたが、今までの人生が忙し過ぎてなかなか着手出来なかった。やっとWebシステムとして「それっぽい」形にし、オープンはしたが、具体的にどういった角度で展示をすべきかまだ悩んでいる。展示する情報もどこまで掲載すべきかも、今のところ試行錯誤するしかないと開き直ったばかりだ。
松本零士先生の82歳の誕生日に、無理矢理だが本サイトをオープン出来て良かったと思う。実際の松本零士先生は一度イベントのステージで拝見したのみで、お会いして言葉を交わしたことはない。今の私の唯一と言って良い希望は、松本零士先生に一度でいい、お会いしてサインを書いていただくことだ。
それはともかく、今まで収集して愛読した先生の著作を中心に整理して展示することで、来し方を振り返ろうと思う。私と同世代以上の人達は懐かしいと思うだろうし、若い世代は新しい発見があるかも知れない。
本サイトがネットにおける「松本零士データベース」としても活用されるよう、努力して行く所存だ。

 


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