タグ:展示, DVD, き, 銀河鉄道999, COMPLETE DVD-BOX, 永遠への旅立ち, 東映アニメーション, エイベックス, 2002(平成14)年
収録 | DISC-1 001 出発(たびだち)のバラード 002 火星の赤い風 003 タイタンの眠れる戦士 004 大盗賊アンタレス DISC-2 005 迷いの星の影(シャドウ) 006 彗星図書館 007 重力の底の墓場 前編 008 重力の底の墓場 後編 DISC-3 009 トレーダー分岐点 前編 010 トレーダー分岐点 後編 011 不定形惑星のヌルーバ 012 化石の戦士 前編 DISC-4 013 化石の戦士 後編 014 二重惑星のラーラ 015 水の国のベートーベン 016 螢の街 豪華解説書 原作者メッセージ付き原画イラストボード 「母の形見のペンダント」 |
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原作 | 旅立ち=自立、誰もが人生を旅する者たち----原作:松本零士 999というのは少年期という意味なんです。1000になると”さらば少年の日々よ”となり、青年に変わる。少年と青年はハッキリ違うんです。だから999というのは未完成という意味でもあるんです。 少年を主人公にしたのは、単純な話で自分が男だからです。少女、女性の気持ちは解らんですよ(笑)。そんな男が少女漫画を描いていたんだから。若い頃は悲惨な目に会ったわけです(笑)。精神的に同化出来ない、描くこと自体が不可能ですよ。女性というのは永遠にミステリアスな存在なんです・・・・・・今でも解らんですよ(笑)。だから夢をかけられるんですけどね。鉄郎は特に、自分自身であると言ってもいい存在です。私自身、動き回るのが好きでじっとしていられない。せっかくなら見なければ損だという好奇心が自分を支えているんです。だからやたらケガをたくさんするんですよ。私は骨折からなにから大抵のケガは経験していますから、それも描けますしね。痛みの伝わり方。そしてこれくらいではどうにかならんぞ!ということも解っている。精神的防御装置付きなんです(笑)。それと子供の頃から山を駆け回って散々暴れまくったからか、ダニ、蚤、蚊の類には一切食われない。適応能力が付いているんでしょうね。乗り物酔いもしない。どこででも寝られる。どんな状況でも食欲はなくならない。あと風呂嫌い(笑)。これ全部、鉄郎も同じですよ。 星々の中を旅する鉄道に乗った男だから、星野鉄郎。私も18歳の時に「2度と帰らん!」と、九州から東京に出て来たから。男はそういうものですよ。旅に出るというのは自立です。場所を移動するしないではなく、人生という旅に出るということです。 『銀河鉄道999』の鉄郎の旅は、大きく6つに分けられます。鉄郎が永遠の身体、永遠の命に憧れて地球を飛び出す。それまでの苦労、母との死別・・・・・・哀しさを抱えての旅立ち。というのが第一章です。 第二章では旅立った鉄郎が、ガラスのクレアや様々な人と出会い宇宙にも色々な事があるということに目覚めながら、自分自身の夢を果たそうとする。その中で、メーテルというのは一体何者なんだろうと、疑問を持ってくるんです。 第三章になると、鉄郎が宇宙で色々な経験を積んでいくわけです。自分は不幸な子供だと思っていたけれど、もっと悲惨な境遇をたくさん見て、自分なんかましな方だと思うわけですよ。何よりも自分には気力や夢がある。メーテルという、幻かもしれないけれど・・・・・・いっしょに旅をしてくれる女性もいると。 命の長さ、本当の夢を考えるようになってくると第四章。 第五章では、永遠に生きる事だけが幸せではないと初めて気づく。時間の長短というのは宇宙の尺度に置き換えると変わらなく同じであると。大事なのはその瞬間に何をしたのか?ということに目覚めていく。ならば機械の身体なんかいらないのではないか。 機械の無限な命なんかいらないと、最終章では完全に思う。しかも人を犠牲にしてまで長生きするような存在なんか許さないと目覚める。TVシリーズになっている『999』は、鉄郎が機械の身体、永遠の命を否定するところまで行っているんです。 次は鉄郎と旅する女性、メーテルについてお話ししましょうか。 |
企画 | 森下孝三 |
製作 | 長澤孝之 |
発売 | 2002(平成14)年09月19日 東映アニメーション株式会社 エイベックス株式会社 |
税抜定価 | 19,800円 |
備考 |
アレやコレやと色々なことをしているので作業量が多く、疲労とストレスで死むそうだが、銀河鉄道999祭りを実施中!(注:執筆当時)
よせばいいのに「DVD」カテゴリーを新設してページを作ったが、忙しいってのに手間がかかってしょうがない。画像点数が多いし、ウマイことスキャン出来ず、色々と調べたりで数時間も割くことになった。
グチはさておき、初回限定生産品なので、かなり豪華なDVD-BOXとなっている。
値段もこの1巻だけで税別19,800円もするから、豪華なのは当たり前かも知れないが。
内容は・・・このDVD-BOXシリーズは一度も視聴してないので正直ワカランが、小学生当時毎週テレビ放送を欠かさず楽しみに視聴していたし、再放送を含めて視聴していたので、アニメの内容は当然ながら全部知っている。
TV放映版をDVDにリマスタリングしたのでは、当時の家具調テレビと今の薄型大画面テレビでは、解像度が違うが(確かこのDVD-BOXは松本零士先生の画業60周年記念の年にBlu-rayになったようだが、置くスペースの問題と単にBlu-rayプレーヤーを持っていないので、私は買わなかった)、そう言えばどうなってるんだろう?
また、こういったDVDの「あるある」だが、持ってるだけで「いつでも観られる」と安心してしまい、内容を知っているだけに視聴しないままになってしまうことが多い。それが複数巻のDVD-BOXともなると、とても視聴している時間がないのである。
今のところ「老後の楽しみ」に取っておいている状態だが、この国は国民に死ぬまで働いて税金を納めさせる政策ばかりを実施しているので、果たして老人になったときに「老後の楽しみ」を味わうヒマがあるのかどうか、非常に怪しい。
2022(令和04)年4月現在、このDVD-BOXが発売されてもう20年が経つのかと思うと、無駄に重ねてきた馬齢もさることながら、コスモス・ドリームの「10年は夢のよう」だと実感する。
日々やらねばならないことと、やりたいことに忙殺されていると、「なんで1日は24時間しかねーんだよ!(_๑•̀ω•́)_バァン」と思うし、「ったく!毎日がエブリデイだぜ!」と意味不明の心の叫びが出てしまう。
可能ならメーテルと共に「機械の体をタダでくれる星」を目指し、999号に乗りたいぐらいだ。
だが、仮に永遠の命になれたとしても、「死ねないツラさ」しかねーんだろーなーなどと、やはり無駄な空想をして苦笑している。
ゆえに、このDVD-BOXを視聴する時間的かつ精神的余裕は、やはり今も持ち合わせていない。
なにせ理想としているのが伝説のプログラマ、デヴィッド・カトラーなので、老人になってもプログラミングしているだろうから、やっぱりDVD-BOXを視聴することなく、パソコンの前で野垂れ死にする未来しか見えないな。