ロマンアルバム DELUXE さらば宇宙戦艦ヤマト(徳間書店)


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コンテンツ

ロマンアルバム DELUXE さらば宇宙戦艦ヤマト  

『ロマンアルバム DELUXE さらば宇宙戦艦ヤマト』表紙 『ロマンアルバム DELUXE さらば宇宙戦艦ヤマト』背表紙
『ロマンアルバム DELUXE さらば宇宙戦艦ヤマト』裏表紙

詳細情報  

巻頭カバーMESSAGE FROM PRODUCER
西崎義展プロデューサー

 この作品の基本テーマは「愛」です。人類は地球だけでなく、宇宙にもいます。私たちは、そういう人たちの存在を知ることで、人間と人間とがなかよくして生きることの重要性をいっそう、知るわけです。この作品では、それを「宇宙愛」という名でもっとも重要視して訴えてみました。また、平和や愛の生活を乱すものについては、やはり戦わねばならないという、戦いのほんとうの意味も考えてみました。
 前作で古代は、戦えば必ず負けるものが出る、戦いはいけないことだ、愛することが大切だといいました。それは確かに正論ですが、進化の未熟な段階の人間には、それはむずかしいと思います。やはり私たちは、いまできることをして行かねばならない。他人に犠牲を強いるような生存競争は控え、平和や愛を犯すものには断固戦う、ということの正当性を訴えてみたいわけです。
 そして、さらに、私は、この作品で人間の死というものについて考えてみました。私たちには、死んでしまったら、あとは物質にかえって終わりだという考え方があります。これは、西洋的思考だと思います。
 戦後、こういう西洋思考に私たちは影響をうけてきました。しかし、日本人や東洋人は、むかしから、生命というものは死んでしまったら終わりというものではなく、死ぬというのは体が死ぬだけで、生命は宇宙のなかで永遠につづいて甦り、また甦りつづけるという考えをもっています。私は、生命とは死を超えたものだという考え方の上に立って、この作品を作ったのです。
目次ブロマイド
ステッカー
ジュリー”ヤマト”を歌う
SUSUMU&YUKI
ガトランティスの超弩級帝国戦艦
白色彗星のひみつ
ヤマト全ストーリー
設定資料大公開
地球防衛軍、白色彗星軍組織対比図
波動砲総比較
ユキの青春
ささきいさお テレサとデスラーを歌う
ヤマト激戦の記録
ヤマト楽譜集
西崎プロデューサーにヤマト2を聞く
ヤマト2声のプロフィール
ヤマト2はここで生まれた
ドキュメントヤマト2
テレサよ永遠に、好敵手楽譜
ヤマト全スタッフ
奥付ロマンアルバム DELUXE アニメージュ増刊
さらば宇宙戦艦ヤマト
1978(昭和53)年09月16日発行
編集人尾形秀夫
発行人小金井進宏
印刷所大日本刷株式会社
発行所株式会社徳間書店
東京都港区新橋4-10-1
TEL.03(433)6231(大代表)
定価680円
備考

購入  

コラム  

さらば」のムックは、原作マンガの発行・発売元である秋田書店のほか、少年画報社集英社等からも出版されたが、本書の徳間書店は目次を参照して分かるように、他の出版社のそれとは違う視点で編集されている。
例えば、「地球防衛軍、白色彗星軍組織対比図」や「波動砲総比較」とかがそうだが、すでに「ヤマト2」にも突っ込んで紙面を作っている点が違う。
また、当時人気絶頂だった「ジュリー」こと沢田研二が主題歌を歌っていることに注目している点も、やはり他のムックとは違っているだろう。
やはり、アニメ雑誌『アニメージュ』を発行しているのはダテではない。
それに西崎義展プロデューサーのメッセージも、他のムックと似たりよったりの内容ながら長文で、戦後の日本人と、暗に戦前までの日本人の死生観に触れる内容だ。
ふと、自称でも他称でもネトウヨと呼ばれる人たちは(リメイクではない)一連の「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを鑑賞し、考えるべきではないのか?と思った。
当時の社会的なインパクトも含め「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」は、人間の死生観と「生き方」や「戦うという意味」について、再考されるべきだろうと思う。

2025(令和07)年06月14日 私設松本零士博物館(Facebookページ)掲載内容を一部改変・加筆

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