タグ:展示, 文庫, う, 宇宙戦艦ヤマトⅢ, 宇宙戦艦ヤマト, 集英社, コバルトシリーズ, 1981(昭和56)年
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| 巻頭カバー | ベムラーゼと敵対したヤマトは、ボラー連邦から攻撃を受けたが必死に脱出した。休む間もなく今度はガルマンに攻められ、ついにヤマトは捕われてしまった。しかしデスラーは友情を忘れず、古代に救いの手をさしのべてくれた。デスラーは古代に地球型惑星ファンタムがあることを教えた。ヤマトがファンタムめざして進路をとったとき、前方にマザーシャルバートの像が浮かび上がった。 |
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| 目次 | 第一章 ガルマンの次元潜航艇 第二章 デスラー総統との再会 第三章 ガルマン帝国危機一髪 第四章 惑星ファンタムへの道 第五章 幻影の惑星ファンタム 第六章 スカラゲック海峡星団 第七章 シャルバートの制御砲 |
| 奥付 | 宇宙戦艦ヤマトⅢ(下) 1981(昭和56)年05月15日 第1刷発行 |
| 著者 | 若桜木虔 |
| 発行人 | 堀内末男 |
| 発行所 | 株式会社集英社 〒101 東京都千代田区一ツ橋2-5-10 電話 東京(238)2781(販売)(230)6268(編集) |
| 印刷所 | 凸版印刷株式会社 |
| 定価 | 280円 |
| 備考 |
作品としての「ヤマトⅢ」は「ヤマト」シリーズ最後のTVアニメであったが、日本テレビ系列で放映されたものの、視聴率が低迷して25話に短縮されてしまった。
本来なら「ヤマト2」の続編のTVアニメとなるハズだったが(TVスペシャルの「新たなる旅立ち」を挟んで)「さらば」が劇場公開されたため、実質「ヤマトⅢ」は「さらば」の続編という形になっている。
この辺の経緯は本サイトでヤマト関連の「展示」ページのコラムにある程度書いたから繰り返さないが、当時を思い返してみても私の周囲では「ヤマトⅢ」はそんなに話題にならなかったし、個人的にもそんなに興味はなかった。
ストーリー的に、銀河系で行われていたボラー連邦とガルマン帝国の戦闘の流れ弾が太陽を直撃し、太陽の核融合が異常増進してしまった結果、太陽が異常に膨張して地球は灼熱地獄となって人類が滅亡する、という内容だ。
そこで、人類が移住可能な惑星を探査するためにヤマトが発進するが、ボラー連邦とガルマン帝国の銀河系戦争に巻き込まれてしまい、何度もピンチに見舞われつつ、しかも移住可能な惑星かと思われたファンタムも、実は惑星自体がひとつの生命体で移住は不可能だった。
しかし、ファンタムから託されたルダ王女からシャルバートのハイドロコスモジェン砲を入手することが出来て、これを太陽に撃ち込むことで太陽の異常増進を制御することで人類は救われることになる。
そこで本書だが、とにかく手に汗握る展開で、読み始めると止まらなくなる。
さすがに上下巻を全部読む時間がないため、途中途中を端折りながら読んだが、最終章でルダに対する古代進の最後のセリフが、この物語をすべて物語っている。
「ルダ。私たちは戦争が悲しみしか残さないことをよく知っています。今こそ私たちは永遠の平和を望みます。そのためには絶対に戦わないと決意し、その決意を守り通すことこそ大切だということを、あなた方シェルバート星によってわかりました」
「この銀河系宇宙にはまだまだ戦乱が続き、私たちもどこまで守れるか自信がありませんが、あなた方にいただいた地球の未来を、平和への努力に使うことを誓います」
本作の1981(昭和56)年以降、世界中でどれだけ戦争や地域紛争が起きたことだろう。
それは現在でも続いているが、日本と日本人は無関心に座視したままで(宮沢内閣が自衛隊のPKO派遣をしたり、小泉内閣が自衛隊の人道派遣をしたりをしたが)、騒ぐのは反日左派だけだったと思う。
私は政治イデオロギー的に極めて右寄りなので、これ以上のことは書かないが、自民党政権を野放しにし、ロシア・ウクライナ戦争ですらシカトしてる国民に、言える言葉はないだろうと思っている。
すべては自業自得だ。
ヤマトがあって社会現象にもなったのに何も学ばず、行動しないということが、現在の「生き辛さ」や「生活苦」を物語っているのだから。











