宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち(集英社)


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コンテンツ
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宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち  

『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』表紙 『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』背表紙
『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』裏表紙

詳細情報  

巻頭カバー監修のことば
宇宙戦艦ヤマト・プロデューサー 西崎義展

 私が「宇宙戦艦ヤマト」から今回の「宇宙戦艦ヤマト―新たなる旅立ち」まで、一貫してテーマにしてきたもの、それは「愛」です。人を愛するとは、いったいどういうことなのか。古代進がかつてガミラスとの戦いの後に「戦うべきでなく愛するべきではなかったのか・・・」と考えたのを皆さんも覚えていらっしゃるでしょう。愛するものを、愛する人を守るために人は戦います。どこまでその戦いを貫けるかに、愛の強さがあるともいえるでしょう。しかし、戦いの相手も、やはり同じように愛する人、愛するものを持ち、そのために戦っているのかもしれません。この矛盾をどうすればのりこえられるのか。古代進と森雪の愛、古代守とスターシャの愛、そしてこれから育っていくだろうサーシャがめぐりあう愛・・・。
 「人間は常にひとりではない、いつもだれかが愛してくれたいる。ただ時どき見失っているだけなのだ。こんな不幸なことはない。」
目次1 かよいあう勇者の心
  名誉あるヤマトの期間
  ゆれ動くデスラーの気持ち
  島のからだに生きてるテレサ
  幸せすぎるのがこわい
  戦士が眠る英雄の丘

2 鬼の古代艦長代理
  全員配置につけ!
  はりきる若き戦士たち
  くだけちったガミラス星
  命がけの戦闘訓練

3 異変を伝える緊急入電
  追え! イスカンダルを
  とまどう古代
  思いがけない長官命令
  もっとも不吉な重力星雲
  ヤマトはまだか?

4 あやうしイスカンダル星
  古代守の決意
  命がけの友情
  巨大宇宙戦艦プレアデス撃破
  イスカンダルの進路をかえろ

5 わが子にささげる永遠(とわ)の愛
  出現した超巨大戦艦ゴルバ
  勝ちほこるメルダーズ
  ひとり残ったスターシャ
  ああ、イスカンダル星

 <スタッフ紹介>
監修 西崎義展
文  三浦清史
協力 オフィス・アカデミー
A・D  小林 隆
企画・原案・製作・総指揮
        西崎義展
総設定・総監修 松本零士
総監督     西崎義展
脚本      藤川桂介
SF原案     豊田有恒
監修      舛田利雄
巻末カバー あの凶悪な白色彗星とのすさまじい戦いから1ヶ月後・・・・・・西暦2201年からこの物語ははじまる。
 宿願のガミラス帝星の再興をはかるデスラーが、母なる星でみたものは、なぞの宇宙からの侵略者によって、傷つき犯された星だった。デスラー艦隊は、総攻撃をかけた。しかし、その激しい戦闘は、ガミラス星を破壊した。
 双子星であるイスカンダル星は、引力のバランスを失って、守とスターシャを乗せたまま宇宙を暴走する。デスラーからイスカンダルの危機を伝える入電を受けて、ヤマトは、新たなる旅に発進する。
 イスカンダルをはさんで、ヤマト、デスラー、暗黒星団との戦闘がはじまる。
奥付宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
© 1978 オフィス・アカデミー 三浦清史
1979(昭和54)年09月30日 第1刷発行
監修西崎義展
三浦清史
発行者堀内末男
印刷所広済堂印刷株式会社
発行所株式会社集英社
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
〒101 電話 販売部 03(238)2781
      出版部 03(230)6351
定価480円
備考

購入  

コラム  

本作は劇場版「さらば」の結末が違うTV版「ヤマト2」の続編で、当初はTVスペシャルとして放映され、後に劇場でも公開された。
時期的に劇場版「銀河鉄道999」と重なったこともあって、松本零士先生は前作ほど関与しておらず、松本色が薄い作品でもある。
そもそも、なぜ劇場版「さらば」とTV版「ヤマト2」で結末が違うことになったかと言えば、プロデューサーの西崎氏と松本先生の作品に対する考え方の違いがあって、双方でモメたことによる。
松本先生は特攻を美化してはならないという考えで、主人公である古代進を生還させるテーマを持っており、それが「ヤマト2」で活かされた形だ。
そして本作は「ヤマト2」から1ヶ月後のストーリーとなっている。
個人的に本作(厳密に言えば「さらば」と「ヤマト2」)で西崎氏と松本先生との間で生まれた軋轢が、次第に深くなったのではないか、と思う。
とは言え、劇場版「永遠に」とその続編でTV版「ヤマトⅢ」と続くので、後に著作権を巡っていわゆる「ヤマト裁判」が発生するが、この時点ではそこまでコジれてはいない。
ゆえに、リメイク版「ヤマト」シリーズで松本先生のクレジットが一切出ていないのは、いわゆる「ヤマト裁判」での和解によるものだと推察するが、「なんでヤマトのリメイク版なんかを今さら?」と思ったし、今でもそう思っている。
いずれにせよ、物語的に「さらば」で終わったハズのアニメを製作し続け、次第に私を含むファンは「またか」と愛想を尽かし、さらに裁判にまで発展したのだから、一連の「宇宙戦艦ヤマト」作品は本当に後味が悪いものとなってしまった。

2025(令和07)年04月17日 私設松本零士博物館(Facebookページ)掲載内容を一部改変・加筆

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