タグ:展示, マンガ, う, 宇宙戦艦ヤマト 冒険王オリジナル 復刻決定版, 宇宙戦艦ヤマト, 復刊ドットコム, 2018(平成30)年
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| 収録 | 冒険王オリジナル 「宇宙戦艦ヤマト」 <冒険王(秋田書店)> 1974(昭和49)年11月号~1975(昭和50)年4月号 第一回~第六回 絵物語版 「絵物語版 宇宙戦艦ヤマト 文/藤川桂介 絵/松本零士」 <小学五年生(小学館)> 1974(昭和49)年10月号~1975(昭和50)年03月号 永遠のジュラ編 「宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ編」 <プレイコミック(秋田書店)> 1976(昭和51)年08月26日号 「宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ編 cosmo road α」 制作/零時社 脚本/安斉勝則 制作協力/麻宮騎亜・田中康博 資料一 本編補遺 資料二 関連図版 |
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| 奥付 | 宇宙戦艦ヤマト 冒険王オリジナル 復刻決定版 2018(平成30)年01月25日 初版発行 |
| 著者 | 松本零士 ©LEIJI MATSUMOTO 2018 |
| 発行者 | 左田野渉 |
| 発行 | 株式会社復刊ドットコム 〒105-0012 東京都港区芝大門2-2-1 ユニゾ芝大門二丁目ビル6F ☎ 03-6800-4460(代) ホームページ http://www.fukkan.com/ |
| DTP | OFFICE ASK |
| 印刷 | 大日本印刷株式会社 |
| 定価 | 本体5,000円+税 |
| 備考 |
私がネットの「復刊ドットコム」の存在を知ったのは、今から恐らく20年以上は前で、当時は某NTT DATAがサービスをしていた某ブログサービスで「SEの良心」(現在のメインサイト「SEの良心」は2代目)を運営していた。
その時に、同ブログサービスの相互さん(当時はまだmixiが登場する前で、現在のアメブロやnoteに近いと言えばイメージしやすいと思うが、このブログサービスはブログ同士やブログ執筆者同士がつながれる仕組みがあった)に教えてもらったのがキッカケだったと思う。
知ったのと利用したのとはまた別の話で、現在利用しているメーラーのThunderbirdで復刊ドットコムのディレクトリを調べてみると、2007/03/17にユーザー登録をして『ギリシア・ローマ神話辞典』(出版社不明)を3,150円で購入していた。
この本は現在では再び絶版の憂き目に遭っているようだが、当時の元ヨメが私にゴネゴネと執拗に
ゆえに、今までずーーーっと復刊ドットコムから届くメールで読む時間があった場合に限り、松本零士作品をチェックしては購入していて、本書は2017/11/14配信メール「松本零士『宇宙戦艦ヤマト』の「冒険王 オリジナル版」が、貴重な未収録画稿も加えた“復刻決定版”で刊行! 特典も!!」で知ったようだ。
◆◇◆復刊ドットコム オリジナル特典◆◇◆
復刊ドットコムで『宇宙戦艦ヤマト 《冒険王 オリジナル》復刻決定版』を
購入すると、以下特典の対象となります。貴重な機会をぜひお見逃しなく!
1.予約者全員特典… オリジナル複製原画(非売品)
2.抽選特典… 抽選で30名様に、松本零士先生の直筆サイン入りにて本書を
お届け!
3.先行出荷特典… 一般書店や他のネット書店よりも早くお届け(1週間程度
予定。交通事情などにより多少前後する場合がございます。また、上記抽
選特典に当選された方は、サイン入れにお時間を頂戴することになるので、
先行出荷の対象とはなりません)
※サイトに記載の≪特典に関するご注意≫も併せてご確認ください。
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■『宇宙戦艦ヤマト 《冒険王 オリジナル》 復刻決定版』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68326264&tr=s
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【著者】松本零士
【発行】復刊ドットコム
【予価】5,400円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【発送時期】2018/01/中旬
(」゚Д゚)」買ってまうやろーーー!!(直筆サイン本は欲しい!)
税込5,400円は決して安くはないが(むしろ高い)、まんまと予約して購入したのであった(笑)。
ところが、予約者全員特典の「オリジナル複製原画(非売品)」はこの文章を書くまで忘れていたほどで、当然ながら行方不明だし、抽選特典の「松本零士先生の直筆サイン入り」ではない本書が届いた。
それに、先行出荷特典は実際どうでもいいんだが、恐らく人より早めに手にしたと思うものの、今回「展示」するまでスッカリ忘れていて、未開封状態のまま本棚の肥やしになっていたから、本当にどうでも良かった(直筆サイン本だったら良かったのに (・д・)チッ)。
さて、初めて本書を読んでみたが、当時雑誌連載していた『冒険王』(秋田書店)と同じサイズでの連載復刻であるから、2色カラーページも、見開きの扉絵も、当時と同様に再現されている。
私はヤマトファンと言うほど本作が好きではないが、『冒険王』連載とTVアニメ放映のリアルタイム世代で当時中学生以上だった人にしてみれば(私よりいくらか上の世代は)、それが特にヤマトファンなら本書の復刊は感涙に咽び泣くほどの感動だったに違いない。
本書を読んでみて面白いと思うのは、『冒険王』(少年誌)・『小学五年生』(幼年誌)・『プレイコミック』(青年誌)では、同じ古代進や森雪といったキャラクターであっても、顔の描き方が違うことだ。
これは購読層が違うから当然といえば当然だが、その違いがこの1冊で分かるというのは面白い。
なお、「宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ編」は単行本(サンデーコミックス)の3巻の巻末に収録されているが、本書で収録されている冒険王オリジナル「宇宙戦艦ヤマト」(連載分)だけでは単行本化のボリュームには足りないワケで、その謎は「資料一 本編補遺」で追加原稿を縮小(4ページ分を1ページに縮小)して収録していることで、初めて分かった次第だ。
当初、サンデーコミックは巻数表示がない1冊モノだったが、本編の追加原稿と「宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ編」を追加して全3巻になった理由が、本書によって初めて全貌が明らかにされたと言えるだろう。
当時松本零士先生は、TVアニメと『冒険王』の連載を同時にやっていたワケで(しかも『小学五年生』の「絵物語版 宇宙戦艦ヤマト」連載で絵も担当)、殺人的なスケジュールとハードワークであったろうことは想像に難くない。
いかんせん、TVアニメ製作を優先させたがために『冒険王』の連載マンガがTVアニメの後追いでダイジェスト化してしまったのは仕方がないが、その当時の設定が本書の「資料二 関連図版」で明らかにされている。
冒頭を引用してみよう。
「宇宙戦艦ヤマト」は原作の存在しないオリジナルアニメーション作品であり、アニメ作品そのものが原著作物である。松本零士が本原著作物創作参加以前の企画においては、艦橋塔が前後二つある「戦艦三笠」がモチーフであったとされているが、松本零士が「戦艦大和」の意匠やシルエットを含めた概念を基に、オリジナルデザインを、最初に創作して行った過程を時系列に追って解説する。
出典:「資料二 関連図版」(復刊ドットコム『宇宙戦艦ヤマト 冒険王オリジナル 復刻決定版』2018(平成30)年01月25日 初版発行 所収)
いわゆる「ヤマト裁判」で松本先生が「原著作権は自分にある」と主張した根拠はこうした資料からでも明らかで、現にそれがTVアニメとして放映された事実があるというのに・・・まぁ、当時の裁判で私の目から見ても松本先生の主張には一部無理があるなとは思っていたが、司法判断では西崎義展氏を著作者と認定した。
当時の私は「それはそれでどうなの?」と思っていたが、結果的に法廷外で和解して決着がついた過去のことを、第三者の私ごときが今さら何を言ったところで仕方がない。一番悔しい思いをしたのは松本先生なのだから。
いずれにせよ、本書にしたところですでに絶版になっていて、今や入手が困難なようだから、後世のマンガやアニメの評論家が本作についてトンチンカンなことを言い出すかも知れないですな。
私は屈しなかったが、本書の税込5,400円という金額は、単なるヤマトファンでは手が出ずに大半以上が屈して買わなかったんだろう。
これについても今さら何を言ったところで、どうにも仕方がない。











