アニメセル・コレクション さらば宇宙戦艦ヤマト(少年画報社)


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コンテンツ

アニメセル・コレクション さらば宇宙戦艦ヤマト  

『アニメセル・コレクション さらば宇宙戦艦ヤマト』表紙 『アニメセル・コレクション さらば宇宙戦艦ヤマト』背表紙
『アニメセル・コレクション さらば宇宙戦艦ヤマト』裏表紙

詳細情報  

巻頭カバー『さらば宇宙戦艦ヤマト』
 プロデューサー
西崎義展

■プロデューサーメッセージ■
 前作「宇宙戦艦ヤマト」で古代進は、”人間は戦うべきではなく、愛しあうべきではなかったのか”と自らに問いました。とくにこの広大無辺な宇宙に、人類の存在が我々地球人のみではないと考えた時、「愛」は非常に重要な意味を持ってきます。「さらば宇宙戦艦ヤマト」では、これを「宇宙愛」と読んでメインテーマにしてきました。
 しかし、愛しあう事の難しさは、並大抵のことではないでしょう。平和や愛を不当な力で犯すものに対しては、やはり戦わなければなりません。たしかに愛することは大切な事ですが、愛しあう事と力に屈する事は違います。そういった戦いの本当の意味を、この作品では考え、また訴えて来ました。
 また、私は人間の死、人間の生命についても、考えてみました。死とは生命も肉体も無に帰すといった考え方は、西洋的思想です。しかし、私は死とは肉体の死であって生命は永遠に宇宙に生き続け、甦り続けるのだといった東洋的思想を信じます。
 この作品でも古代進は、森雪とともに永遠に生き続けるための旅へと出発して行ったのです。”生命とは死を超えたもの”といった考えを、この作品から読み取っていただければ幸いです。
目次ジャンボ・ピンナップ
ヤマト・カレンダー
アニメ・セル/ヤマト発進
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/テレサ出現
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/デスラー対古代
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/傷ついた森 雪
 特集/進と雪・その愛
アニメ・セル/バルゼー艦隊出撃
 特集/地球、ガトランティス組織図
アニメ・セル/出撃!コスモタイガー
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/都市帝国との戦い
 特集/図解・都市帝国、戦略宇宙図
アニメ・セル/訣別
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/超弩級戦艦
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/戦友たち
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/永遠への旅立ち
 フィルム・ストーリー
アニメ・セル/さらば宇宙戦艦ヤマト
 歌詞/ヤマトより愛をこめて
スタッフ<編集・レイアウト> ショウナン工房
松本豊/門井勉/江口俊真/尾崎かずみ
<協力> (株)オフィス・アカデミー
奥付〔アニメセル・コレクション〕
さらば宇宙戦艦ヤマト(愛の戦士たち)
週刊少年キング増刊/12月03日号/1978(昭和53)年11月01日発行
編集人小林照雄
発行人今井堅
発行所株式会社少年画報社
東京都千代田区三崎町3-3-12 ☎東京(262)3501(代表)振替・東京20260番
印刷所大日本刷株式会社
定価1,200円
備考

購入  

週刊少年キング増刊 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち アニメ・セルコレクション
小林照雄(編集)少年画報社
1978/12/03 発売
¥300
2025/06/05 19:29 現在(Amazon)

コラム  

本書は、セルロイドっぽい透明で、ある程度厚みのある素材にカラーのアニメセルを印刷し、背景に厚手のカラー背景画を合わせた、文字通り「アニメ・セル」コレクション本となっている。
当時はアニメファンといえど、一般人が実際のアニメで使われたセルと背景画を手にすることはあり得なかったし、本書の出版とその販売は画期的だった。
どう考えてもコスト的に単価の高い本ではあるが、本書では12枚のセルと背景画を模した作りになっていて、高価ながら人気だった記憶がある。
実際に本物のアニメセルと背景画(中古)が買える店と言えば、私の居住地だと中野ブロードウェイにある「まんだらけ」だったが、1990年代ぐらいまでは白い厚紙とセル1枚をビニール袋に入れたパッケージで、段ボール箱に入れて販売されていた。
購入者は段ボールからセルが入ったビニール袋を、ちょうどレコードを選ぶように1枚1枚チェックして欲しいセルを購入するといった塩梅だった。
まんだらけ」では、当時セル1枚が確か500円程度で、背景画込みのセルはその3~4倍ぐらいの値段だったように思う。
当然、同じ作品でも人気のセルとそうでないセルがあって、例えば「銀河鉄道999」の場合は、メーテルの全身や顔のアップのセル画が高かった。
1990年代末から2000年代前半になると、ヤフオク等のオークションサイトでもアニメセルとその背景画が売買されるようになったし、松本零士系(その中で銀河鉄道999系や宇宙戦艦ヤマト系等を専門とする)個人サイトが流行っていた。
私個人は1000年女王のセルを数枚買った程度で、今やどこに仕舞ってあるのか分からないといったザマである。
というのも、どこから仕入れるのか、販売されていたアニメセルの枚数は半端な量ではないからコレクションには不向きである(と私は思っていた)のと、手塗りされたセルは経年劣化しやすいから、保存にも気を遣う必要がある。
今思えば、何点でもいいからお気に入りのアニメセルと背景画を探しては購入し、額装しておけば良かったと後悔している。
当時は販売する側も購入する側も、アニメセルとその背景画は「使用済み」のいわば「産業廃棄物」であって、そこに価値を見出すのは余程のマニアでしかなかった。
むしろ、当時は本書のような「アニメセル・コレクション」本や、アニメセルや本よりも物理的に大きいポスターの方が価値があったし、私はそれらを買い集める方に注力していた。
昔は自室の壁や天井にポスターを画鋲で貼り、眺めてはニヤニヤするアニメファンが多かった。
私なんかは小学生の頃から、それこそ松本零士アニメのポスターを何年も、その都度何枚となく、のべにしたら何十枚と無造作に部屋に貼っては喜んでいたが、これも社会に出てから「なんてモッタイナイことをしていたんだ」と反省し、かつて持っていたポスターを可能な限り再度入手してパネル化したりしていたものだ。
ゆえに、今でもパネル化していない物も含め、ポスターはざっと50枚はあるだろうか。
ともあれ、今はアニメにCGを使うのが当たり前であるし、昨今では生成AIが驚くほどの高画質と高品質でアニメ動画を作ってしまうから、本書や当時のようなアニメセルと背景画が出回るなんてことは、とっくに無くなってしまったことだろう。
図らずも、今や本書のような古本が「古き良き昭和のアニメ」を思い起こさせるヨスガになってしまっていて、ひときわ感慨深いものがある。

2025(令和07)年06月05日 私設松本零士博物館(Facebookページ)掲載内容を一部改変・加筆

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